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★品質管理技術者諸君!(心を伝えたい七ヶ条) [QC(品質管理)]

10年ひと昔と言いますが、当時勤めた企業で『事業部長兼品質管理室長』という役職についていました。
2000年10月、その品質管理室長の兼務が外れ事業部長に専念することになった時、直接管理、指導してきた品質管理室配下に向かって発した、言い残した(遺した)言葉を今思い出しています。
それは品質管理、品質保証、品質マネージメントにおける『ものの見方・考え方』としての私の『想い』であり、今も仕事をする『スタンス』として自身大切にしているつもりです。

モノづくりの環境が変わり、それに従事する人も変わっていくのが世の常でありますが、ものの見方・考え方の原則は変わらず、要は、その原則を実態にどう適合させていくかが重要ではないかと思います。

『品質管理技術者諸君!・・・7ヶ条・・・』
 * 社長品質方針の具現化こそが、我々に課せられた使命であり、行動の指針である *

 1.何事も顧客優先で考えよ!
    ・製品の品質も、仕事の品質も、全てお客様があることを思って仕事をしよう
      …因みにここでいう顧客とは、一般的なお客様だけでなく仕事の“後工程”もいう…
 2.時間、期日はしっかり守れ!
    ・タイミングを失した仕事は内容があっても徒労に過ぎず、計画的に仕事をしよう
      …期限、期日を守るためには、仕事を進める工程、“プロセス管理”を重視すること…
 3.事実に基づいてものを言え!
    ・五ゲン(現場、現物、現実、原理、原則)を基本に、事実をしっかり把握しよう
      …誰かが~と言っていた、~と聞いている、~のはずだ、そんな言葉を慎むこと…
 4.データによる裏付け、根拠を明確に示せ!
    ・科学的、統計的なデータによる裏付けを第一として的確な判断をしよう
      …およそ~である、ほぼ問題ない、一応~と思っている、そんな言葉を慎むこと…
 5.絶えずチャレンジする意欲を持て!
    ・より広く、深く、高く能力を伸ばそう。 君の頭上には広く大きな蒼い空がある
      …自分の能力も、今の仕事も現状に満足せず、ありたい姿を描いて挑戦すること…
 6.技術者はあくまでも頑固であれ!
    ・技術に裏打ちされた自信と高いプライドを持とう。 そのための自己啓発は惜しむな
      …雑音に惑わされて根拠なく意思を曲げることのない、高い技術力を見に付けよ…
 7.正論で相手を粉砕するな!
    ・個人や企業人格否定の言動を慎み、相手の立場、都合を理解するゆとりを持とう
      …正論だけでは相手を傷つけることもある。 気遣い、心配りを忘れないこと…

その後、立場が離れた後もこのシリーズ『品質管理技術者諸君!』を続けたが、違った観点でのコメントをいただいたこともあった。
言い回し、表現の問題ではなく、その真意についての論議は互いの発展のため大いに活発化し、真剣に論議できれば良いと思っている。


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