★新5W1Hと紹介した『5Whys』(真因の探求) [QC(品質管理)]
ISO/TS169495の定期審査のクロージングミーティングで、審査員から『5Whys』なる言葉が発せられましたが、私にはそれが当時推奨していた『なぜなぜ分析』であることは明白でした。
そして社内の品質会議などで、品質問題の真の原因を探求するという要求を語りかけるのに発した『新5W1H』なる言葉でもありました。
いわゆる『5W1H』とは、ニュース記事の最初の段落をリードと呼び、そのリードに「5W1H」すなわちWho(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)そしてHow(どのように)を含むことが慣行になっているところからきているそうですが、私が従事してきたモノづくりの世界でも一般的に良く使われてきた言葉でした。
しかしこの記事でいう『新5W1H』とは『5Whys+1H=5W1H』のことであり、仕事の場面での問題発生時に『なぜ→なぜ→なぜ→なぜ→なぜ?』と『なぜ?』を5回繰り返すことで『真因を探求』し、たどりついた真の原因に対してそれをどう取り除くのか、そのやり方について『どのように?』としっかり論理展開しようということなんです。
仕事に関わらず、今我々が持ついろんな『弱み』や『課題』の『真因』を明らかにして、それを『強み』に変えていくための展開手法とでも言えるでしょう。
私の趣味の写真の世界でも思うような作品づくりが出来ない時、この『新5W1H』でその原因を探求すれば、すばらしい作品に出会えることになるのではないでしょうか?
何事によらず、必ず『真因』があります。
しかし、残念ながらその『真因』にたどりついた事例は少ないのです。
そして真因を探求し切れずして、適正・適切な答えを得ることなどあるはずがないのです。
表面的な現象に一喜一憂していないで、『新5W1H』、『5Whys』を大切にしようと今も職場で語り掛けている、そんな今日この頃です。
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