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★QC実践シリーズ『変更点管理』について [QC(品質管理)]

 本当に久しぶりの更新となりましたが、今後は最低でも月一では更新できるように頑張りたいと思っています。
 言いわけになりますが、仕事の合間に趣味のブログ;ダイナミック・ヒデ『趣味は悠々』も手掛けていて、その他の雑事を含め欲張ったことは出来ない状況なんです。

 今週末は出社予定が無いので在宅業務としていますが、昨日出社時に企業の品質管理若手技術者に提供しその意味合い、あり方について話した『QC実践シリーズ・変更管理』の一部手直しと、この変更管理に密接な関係がある『QC実践シリーズ・異常処置』の完成を進めます。

 因みに私のこの実践シリーズには、『QC実践シリーズ』の他に『新5S実践シリーズ』がありますが、どちらも私の永い実務によって『得たものの見方・考え方』を将来を託す若い技術者(設計・生産技術・製造・品質管理など)に伝えたい『こころのシリーズ』と考えています。
 これらのテーマに関しては、世の中に無数のテキスト、書籍が発刊されていて、書店に行っても何を選べば良いのか迷うことが多いと思うし、それらを読破して身につけるには、相当の読解力と時間が必要だと思われるので、実務、実践に応じてわかり易い『ものの見方・考え方』であり、具体的な『実践の手順』、『行動のすすめ』とも言えるものを表したい、伝えたいとの思いで著しているのです。
 またそれをパワーポイント化し、解説ノートを付けつつ完成して行っています。

 今回の『変更点管理』で特に冒頭に語りかけているのは、『変化点』と『変更点』の違いについてです。
 ISO/TS規格で補足強化された要求に『変更管理』がありますが、この『変更管理』が必要な背景に『変化点』という概念があるという考え方です。

 『変更管理』は、意図した変更を管理するという考え方ですが、モノづくり現場でよくある意図しない変化すなわち異常(例えば災害、設備故障など突発的に起こる大小の異常)などにはその後に必ず『変更』がついてきますが、意外と『変更点管理』の対象から洩れやすいんです。
 だから『変化点』と『変更点』を一致させ、モノづくり現場で起こる『変化』を全て『変更点管理』の対象にしようという考え方です。

 そのことをキーにしながら『変更点管理』のあり方、洩れの無い『変化点の捉え方』について語っています。

『テキスト表紙』
変更点管理.jpg
 ブログでは多くを語れませんが、そんな私のライフワークの一端を紹介しました。


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★素報と粗報について(中途半端な報告は混乱を招く) [コミュニケーション]

 野村胡堂の時代小説『銭形平次』の平次親分に“ガラッ八”という子分がいて、このガラッ八が事件が起こると『親分!大変だ!大変だ!』と飛び込んできて親分にご注進に及ぶ。
 私はこの種のご注進を素報(そほう)
という言葉で表現している。
 『素報』の『素(そ・もと)』とは素材レベルを言っていて、いわゆる事件の背景、現場の事実関係などの把握、初動調査も無いままの事件発生『連絡』であり、『情報』とか『報告』とは明確に区分している。

 この大衆時代小説では、平次親分はこのご注進レベルの『素報』すなわち連絡を受けて事件の真犯人を自ら先頭に立って探索し、親分の類い稀なる推理力、現地・現物による状況観察力、データ解析能力でまさしく個人的能力が事件の解決を可能にしているというストーリーとなるのであるが、相手が平次親分であるから『素報』も許されるのであろう。

 ところで本稿で言っているもう一つの粗報(そほう)とは何か?
 ある企業の管理者が、事業部トップであった私と同時並行で経営トップに品質問題の報告(?)をしたことがあった。それはよくある宛先、Cc等の連名メール配信によるものだった。
 経営トップはそのCcメールを受け取るや否や、社の関係者全員に叱責を込めた是正指示を矢継ぎ早に出し、事情を知らない関係者を巻き込んだ混乱の事態に発展した。

 当事者であるべき私から見ればその管理者の初期報告は、先のガラッ八の『素報』ではなく、私が言うところの『粗報』すなわち『粗雑報告』そのものであった。
 すなわち、事実・データに正確に裏うちされたものではなく、事実関係も三現(現場、現物、現実)で確認せずに一面的にしか見ていない、裏付けにも欠如が認められる『粗報』そのものだったから、混乱するのも当然のことであった。

 企業において、特にメール環境が整った企業においてよく見られるこの種のトラブルが往々にしてある。 
 
企業は組織体である以上、報告、情報の伝達にも一定のルール、基準があってしかるべきであり、ましてや直接上司への報告と企業トップ報告が同時であっていいのだろうかと思ったことであった。
 最近もあったが、私が指導中のあるテーマを持ったワーキング作業中のPCデータが、担当者から管理者にCcメールで配信された。担当者からみれば『こんなワーキングをやっています』との作業状況をCcメールで知らせておきたいとして参考に配信したのだろうが、私としては作業中の中途半端な情報を流すべきではないとの指導をすることになってしまった。
 指導者の立場からしても、未だその指導、ワーキング途上にある、言うならば十分に完成していない情報すなわち『粗報』を流されたのでは、ある意味立つ瀬がないということにもなるだろう。
 これは先の話の『素報』ならまだしも、『素報』にもならない『粗報』だというべきものであった。

 スピードを求めるあまり、こんな粗雑情報、未完成情報すなわち『粗報』は、それ自体が独り歩きし、場合によってはその『粗報』で関係者が右往左往することにもなりかねないので、特に企業人、ビジネスマンは気をつけたいものである。
 気遣い、心遣いである。


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★ツイッター(TWITTER)を始めました(ブログとも連携) [ツイッター]

ブログと連携して『ツイッター(TWITTER)』[雷]を始めました。

日々、仕事や趣味の場面で何かつぶやきながら居る自分の想い(?)を書き込むことで、意見交換や情報交換がより活発に、より気軽に出来るのではないかと思ったのがきっかけです。

公開中の2つのブログ;
・ダイナミック・ヒデ『趣味は悠々』http://dynamichide-photo2.blog.so-net.ne.jp/
 (写真、カメラがどうしても主体ですが、最近はカラオケが加わっています・・・)
・ダイナミック・ヒデ『ものの見方・考え方』http://dynamichide-qcmind.blog.so-net.ne.jp/
 (ちょっと堅苦しいですが、永い経験の中から伝えたい気持ちのままに・・・)

両方の右サイドバーでリンクしています。


タグ:ツイッター
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★品質管理技術者諸君!(心を伝えたい七ヶ条) [QC(品質管理)]

10年ひと昔と言いますが、当時勤めた企業で『事業部長兼品質管理室長』という役職についていました。
2000年10月、その品質管理室長の兼務が外れ事業部長に専念することになった時、直接管理、指導してきた品質管理室配下に向かって発した、言い残した(遺した)言葉を今思い出しています。
それは品質管理、品質保証、品質マネージメントにおける『ものの見方・考え方』としての私の『想い』であり、今も仕事をする『スタンス』として自身大切にしているつもりです。

モノづくりの環境が変わり、それに従事する人も変わっていくのが世の常でありますが、ものの見方・考え方の原則は変わらず、要は、その原則を実態にどう適合させていくかが重要ではないかと思います。

『品質管理技術者諸君!・・・7ヶ条・・・』
 * 社長品質方針の具現化こそが、我々に課せられた使命であり、行動の指針である *

 1.何事も顧客優先で考えよ!
    ・製品の品質も、仕事の品質も、全てお客様があることを思って仕事をしよう
      …因みにここでいう顧客とは、一般的なお客様だけでなく仕事の“後工程”もいう…
 2.時間、期日はしっかり守れ!
    ・タイミングを失した仕事は内容があっても徒労に過ぎず、計画的に仕事をしよう
      …期限、期日を守るためには、仕事を進める工程、“プロセス管理”を重視すること…
 3.事実に基づいてものを言え!
    ・五ゲン(現場、現物、現実、原理、原則)を基本に、事実をしっかり把握しよう
      …誰かが~と言っていた、~と聞いている、~のはずだ、そんな言葉を慎むこと…
 4.データによる裏付け、根拠を明確に示せ!
    ・科学的、統計的なデータによる裏付けを第一として的確な判断をしよう
      …およそ~である、ほぼ問題ない、一応~と思っている、そんな言葉を慎むこと…
 5.絶えずチャレンジする意欲を持て!
    ・より広く、深く、高く能力を伸ばそう。 君の頭上には広く大きな蒼い空がある
      …自分の能力も、今の仕事も現状に満足せず、ありたい姿を描いて挑戦すること…
 6.技術者はあくまでも頑固であれ!
    ・技術に裏打ちされた自信と高いプライドを持とう。 そのための自己啓発は惜しむな
      …雑音に惑わされて根拠なく意思を曲げることのない、高い技術力を見に付けよ…
 7.正論で相手を粉砕するな!
    ・個人や企業人格否定の言動を慎み、相手の立場、都合を理解するゆとりを持とう
      …正論だけでは相手を傷つけることもある。 気遣い、心配りを忘れないこと…

その後、立場が離れた後もこのシリーズ『品質管理技術者諸君!』を続けたが、違った観点でのコメントをいただいたこともあった。
言い回し、表現の問題ではなく、その真意についての論議は互いの発展のため大いに活発化し、真剣に論議できれば良いと思っている。


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★桑田真澄の公式ブログにリンクしました(プロの中のプロ) [人材育成]

新しく開設した本ブログに、その昔『ものの見方・考え方』に引用させていただいたことのある『桑田真澄の公式ブログにリンク、読んでいるブログに登録しました。
『友へ・・・』ではじまる桑田氏のブログ記事、その語りはいまも健在そのものでした!
・・・旧のブログでもリンクしていました・・・

以下、当時の文章をそのまま引用しましょう。

・・・ プロ意識 ・・・
 もう古い話であるが、プロ野球元ジャイアンツの桑田投手が言ったそうです。

I am a professional among the professional

 致命傷ともいうべき肩の手術をして以来、今ひとつ好成績を残せていなかった彼のこの言葉には中々重みがあった。
 ところで『プロ意識とは実績が残せてはじめて言える言葉なのか、それとも、プロ意識があるからこそ実績が残せるのか?』と考えることがある。
 きっと桑田投手は、高校を卒業してプロ野球界に身を投じるその瞬間からプロ意識、プロとしての自覚を持っていたのだろう。
 すなわちプロ意識があったからこその実績ではなかった
か。

 だから実績も残せ、大手術の後も不屈の精神でカムバックしている。
 もちろん復帰後も、毎年自主トレからキャンプ、オープン戦と、それこそ事前に身体、肩を作りながらペナントレースに備えてきて、本番にその雄姿を見せてくれているのである。
 
折にふれてTVに出る彼の言動、風貌が、やはりプロの中のプロだと見えるのは、私が根っからのジャイアンツファンだからの贔屓目だけではないと思うのだが・・・。

実は当時この文章を書いたのは、仕事仲間や関連する部門との日常の仕事の中で、余りにも“プロ意識”の薄弱と思える管理者やメンバーを鼓舞する目的で引用し、ことあるごとに発していたものである。
当時からすでに数年は過ぎているが、この言葉の重要性、必要性、伝えたい気持ちは未だに変ることがない。
ともすれば物事の考え方が現状是認から始まり、自分たちの置かれた環境、今持つ自身の力量に合わせて、時間の経過をただ座して待つのみ、発展、改革の意欲すら持たない、出来ない理由を言ってその意欲を押し込めてしまう、そんな風潮には決してなってほしく無い。

だって、私たちはその道のプロ、I am a professional なのであるから! 

友へ! 一度自身の“プロ意識”についてじっくり考えてみないか?!


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★新5W1Hと紹介した『5Whys』(真因の探求) [QC(品質管理)]

ISO/TS169495の定期審査のクロージングミーティングで、審査員から『5Whys』なる言葉が発せられましたが、私にはそれが当時推奨していた『なぜなぜ分析』であることは明白でした。

そして社内の品質会議などで、品質問題の真の原因を探求するという要求を語りかけるのに発した『新5W1H』なる言葉でもありました。

いわゆる『5W1H』とは、ニュース記事の最初の段落をリードと呼び、そのリードに「5W1H」すなわちWho(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)そしてHow(どのように)を含むことが慣行になっているところからきているそうですが、私が従事してきたモノづくりの世界でも一般的に良く使われてきた言葉でした。

 しかしこの記事でいう5W1H』とは『5Whys+1H=5W1H』のことであり、仕事の場面での問題発生時に『なぜ→なぜ→なぜ→なぜ→なぜ?』『なぜ?』を5回繰り返すことで『真因を探求』し、たどりついた真の原因に対してそれをどう取り除くのか、そのやり方について『どのように?』としっかり論理展開しようということなんです。

 仕事に関わらず、今我々が持ついろんな『弱み』や『課題』の『真因』を明らかにして、それを『強み』に変えていくための展開手法とでも言えるでしょう。
 私の趣味の写真の世界でも思うような作品づくりが出来ない時、この『新5W1H』でその原因を探求すれば、すばらしい作品に出会えることになるのではないでしょうか?

 何事によらず、必ず『真因』があります。
 しかし、残念ながらその『真因』にたどりついた事例は少ないのです。
 そして真因を探求し切れずして、適正・適切な答えを得ることなどあるはずがないのです。

 表面的な現象に一喜一憂していないで、『新5W1H』、『5Whys』を大切にしようと今も職場で語り掛けている、そんな今日この頃です。


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★あってはならない『子亀こけたら親亀こけた』 [マネージメント]

一般的な言葉(唄にもなっている)としては[るんるん]親亀の背中に子亀を乗せて、子亀の背中に孫亀乗せて、孫亀の背中にひ孫乗せて、親亀こけたら子亀、孫亀、ひ孫亀(皆)こけた[るんるん]だと思うが、私は会社生活の中で『子亀こけたら皆こけた!』という場面に遭遇したり、そんな言い方で管理監督者に意識、行動改革を求めたことが多々ありました。

会社の上司、管理監督者が自らしっかりした指揮もせず、問題が発生したときに配下を責めている状態ですね。
品質問題についても、何かというと作業者が悪いということに原因を求め、『対策は?』と問うと『作業者を再教育しました』となってしまう。

これは親亀たる上司、管理監督者が親の役割を果たさず、子亀たる配下、作業者に依存している、すなわち『子亀の背中に親亀が乗っているスタイル』ですから、『子亀がこけたら親亀がこける』ことになるんですよね。

大事なことは、
・親亀が親亀自らのの責任を果たす
・子亀に依存しないで子亀を指揮し、指導し、管理・監督する
・決して子亀に丸投げしない
そんなことが冒頭の言葉(唄)に込められていてると思って、その想い、ものの見方・考え方として折に触れ伝えてきましたが、果たしてどこまで真意が伝わったでしょうか?


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★新しいブログ『ものの見方・考え方』の開設にあたって [ブログ一般]

 2007年4月に自動車用部品製造企業をリタイヤするまでに『ものの見方・考え方』とのタイトルで書き続けた五十章にもなる私の想いのほどがありました。

 私が会社生活を通じて想った事、考えたことが必ずしも正当なものではないかもしれないが、いろんな場面で遭遇する人の言動や、若くして老成してしまっているような人に逢うと、何か語らねばならない、黙っていられない性分からか、今も沸々と湧きあがってきます。

 私は会社生活のそのほとんどを自動車用駆動系の設計、品質管理で過ごしてきたが、その間仲間たちと過ごした業務遂行の過程で得た多くの経験や先輩諸氏の教示などを得て培った想いの大半は『ひとを思いやるこころ』が基本でした。
 その後時日の経過とともに勤務する企業が変わり、接する人が変っても、私が培ってきた熱い想いは今も変わることはありません。

 今回新たに開設したブログに、その想いを私なりのことば、表現で『ものの見方・考え方』なるタイトルで公開することとしました。

 すでに公開している“ダイナミック・ヒデ『趣味は悠々』”のカメラと写真主題の世界とは異なり、投稿頻度も少ないとは思うが、ぜひ継続したいと思っていますので、気軽に訪問いただきご意見頂戴したいと思います。                    


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